液浸冷却装置

液浸冷却装置とはサーバー等の機器を直接冷却液に浸し
熱搬送(冷却)するモジュール型の冷却装置です。

※日本フォームサービスは米国GRC社のライセンシングソリューションパートナー(LSP)です。

PRODUCTFEATURE
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01

GRC-NFS液浸冷却装置は液槽ラック、CDU(Cooling Distribution Unit)、冷却装置(冷却塔やチラー等)より構成されます。
サーバーCPUやGPUの排熱により温められた冷却液を循環させ、冷却装置により生成された冷水と熱交換することで、サーバーを高負荷状態で使い続けても安全な温度を一定に保ち続けることが出来ます。

冷却の仕組み

  1. 1 サーバー(基板上ICチップ発熱)排熱により、温められた冷却液をラック上部より排出
  2. 2 温められた冷却液を、冷却液ポンプ(循環ポンプ)で汲み上げる
  3. 3 冷却装置(冷却塔やチラーなど)で冷却された水を用いて熱交換
  4. 4 熱交換により冷やされた冷却液は再びラック内に戻る

ICEraQ® 液浸冷却装置

ICEraQ®液浸冷却装置

液槽ラック

サーバー等の機器を収納する
冷却液が満たされたラック

CDU

冷却システムを
コントロールするユニット

冷却装置

  • ・冷却塔
  • ・ハイブリットチラー
  • ・チラー
  • ・ドライクーラーなど

02

液浸化することで熱搬送の為のCPUファンが不要となるため、約10~20%ものサーバー自体の省電力化が可能です。
また各種ケーブルのコネクタの酸化や腐食を防ぐほか振動除去、均等冷却、油膜保護による塵、埃の排除により故障率が低減します。
さらに空冷環境で問題となる騒音についても解消されます。

液浸

液浸用サーバーパーツ構成 (一例)液浸用サーバーに変更するにあたり不要となるサーバーの部品 (一例)

03

液浸冷却装置の電動部品は主に冷媒循環のためのポンプ動力となり、
空冷と比較すると冷却に要するエネルギーは約90%削減できます。
液浸冷却装置は100kw程度の熱搬送(冷却)をした場合、
PUEは約1.03となり驚異的な削減効果を得られます。

運用時消費電力比較 (簡易)※サーバー消費電力100kWとして

液浸グラフ2

空冷空調の場合(PUE1.7として)170kW

液浸冷却の場合(PUE1.03)92.3kW

※サーバー等IT機器よりCPUファン等を取り除いたことによる消費電力削減

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LINEUP

ICEraQ® Nano

ICEraQ®Nano

  • ラック寸法(W×H×D):600×1650※1×1145mm
  • 質量:約670kg(冷却液含む)
  • 漏液対策:可動式オイルパン
  • 設置環境温度:5~40℃
  • ※1 チャンネルベースH150を含む寸法となります。

基本情報

ラックU数 10U+サービスU
CDU数 1(一体型)
熱交換器処理能力(供給冷水温度12℃) 10kw
熱交換器処理能力(供給冷水温度30~35℃) 6kw

 

使用可能水温 3℃~60℃
使用許容水流量 20~80lpm
接続配管径 25A

 

ポンプ最大消費電力 0.75kw
ポンプ電源仕様 三相200V15A
制御PC用電源仕様 単相100V15A
ICEraQ® Micro Japan Edition

ICEraQ®MicroJapanEdition

  • ラック寸法(W×H×D):1200×1455×1169mm
  • 質量:約985kg(冷却液含む)
  • 漏液対策:コンテインメントデッキ
  • 設置環境温度:5~40℃

基本情報

ラックU数 24U
CDU数 1(一体型)
熱交換器処理能力(供給冷水温度12℃) 60kw
熱交換器処理能力(供給冷水温度30~35℃) 40kw

 

使用可能水温 3~60℃
使用許容水流量 85~360lpm
接続配管径 50A

 

ポンプ最大消費電力 0.75kw
ポンプ電源仕様 三相200V15A
制御PC用電源仕様 単相100V15A